そんな疑問やお悩みをお持ちの方に向けて書いた記事です。
>コンフォートゾーンとは何か？
コンフォートゾーンとは、居心地がいいと感じる領域です。
自分にとって安心・安全な場所であったり、事象の予測ができる領域です。
具体的な例としては、
- 自分の家
- 長年通い慣れた学校、会社
- 気心の知れた友人
- 毎日の習慣
- 昔からの考え方や生き方
などが挙げられます。
自分が安心できる環境というのは大事です。
しかし、自分を変えて成長したいと望むときにコンフォートゾーンは大きな弊害となってしまいます。
コンフォートゾーンの弊害
人に心の安定をもたらしてくれるコンフォートゾーンですが、自己実現においては以下の弊害があります。
◎成長の妨げになり、目標達成できない
人間の脳にはホメオスタシス（恒常性）と呼ばれる機能があり、これは元の自分（安全な領域）に戻ろうとする本能です。
安全な空間や領域を出ると、脳はそれを危険と判断してしまいます。
すると人類の一番の目的である生存本能が働き、安定した状態を維持しようとします。
人間には変化を拒む本能があるということです。
ホメオスタシスは生存にとって重要ですが、成長や変化を求める際には厄介な存在となります。
自己啓発本を読んで一時的に考えや行動が変わったが、数日後には元に戻ってしまうという経験は誰しも心当たりあるのではないでしょうか？
これは、私たちの脳は今まで生きてきた考えや行動を”予測可能で安全な領域”とみなしている為です。
そのため本を読むことにより一時的な変化が起きても、元に戻ろうとしてしまうのです。
では、コンフォートゾーンから抜け出し成長していく為にはどうすればよいのでしょうか。
まずはコンフォートゾーンについて理解していきましょう。
コンフォートゾーンの全体図
ラーニングゾーン
自分の能力を超える経験や予測不能な状況を指し、コンフォートゾーンを抜けた先の領域です。
新しい業務や取引先、未知の環境など緊張感が生まれます。
集中力やパフォーマンスが向上する場合もあります。
パニックゾーン
自分の力が通用せず、強いストレスや不安を感じる領域です。
目標が高すぎたり業務が過酷な状況などが挙げられます。
パニックゾーンでは負荷により、挑戦を諦めてしまうこともあるため適切な支援が必要です。
コンフォートゾーンを抜けた先には、この二つのゾーンが存在します。
自分を成長していく為には、いかにラーニングゾーンで新たなことをできるかが重要です。
今自分がどのゾーンにいるかを定期的に確認しましょう。
では、コンフォートゾーンを抜け出す方法をご紹介します。
コンフォートゾーンを抜け出す為には
サポートを得る
スポーツ選手がコーチを付ける理由の一つに、応援してもらうことで力を発揮できるということがあります。
例えば、一人でジョギングをすると、限界を感じたらすぐに歩いてしまう時があります。
しかし、コーチに「あと１キロ頑張ってみよう！」と言われると力を振り絞って走り続けられます。
同じように、新しい挑戦や環境において他者に「頑張ろう！」と励ましてもらうとモチベーションを保てます。
未来を鮮明にイメージする
ラーニングゾーンでは多くの人が大なり小なり不安や恐れを抱きます。
この不安や恐れに負けてしまうことで、コンフォートゾーンに戻ってしまいます。
乗り越えるためには、自分が目指している未来へのイメージを強く持つことが大切です。
未来をワクワクさせるイメージを具体的に描き、期待が活力となるよう努めれば乗り越える意志が強まります。
目標設定を細かくする
大きな目標を立てるのは良いことですが、あまりに現実の自分と乖離していると心が折れてしまいます。
大きな目標に向けて、乗り越えやすい小さな目標をいくつも設定することでモチベーションを保てます。
また、目標を数多くクリアしていくことで成功体験が蓄積され、それが自信となっていきます。
自信は、コンフォートゾーンを抜け出し新しいことを始める強力な推進力となります。
逃げ道をなくす
逃げ道があることで、それを言い訳にして元の自分に戻ってしますことはよくあります。
例えば、ダイエットをしたいけれど運動するのが億劫だったりします。
今日は天気が悪い、体調が悪いなど言い訳はいくらでも出てきます。
それを脱却するには、トレーニングジムを今すぐに契約することです。
さっさとお金を払ってしまうことで、行かざるを得ない状況を作り逃げ道を潰します。
逃げ道を断つことで、困難に立ち向かって乗り越える強い意志が育まれます。
まとめ
ラーニングゾーンに挑戦をして、成功体験をして自信を得ることで新たに安心や安全できる領域を増やすことができます。
つまり、新たなコンフォートゾーンを得ることができるのです。
一度良い方向に向かえば、どんどんその流れは加速していき成長が快感になっていきます。
そんな未来を目指して、みなさん未知のものにチャレンジしてみてはどうでしょうか？
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